2月11日 ルルドの聖母
この記念日は、フランス・ルルドの洞窟の近くで、ベルナデッタ・スビルーという少女に、1858年2月11日~7月16日まで、18回にわたって聖母が現れたことを思い起こす。ベルナデッタは、「白い服を着た美しい女性」が誰なのかわからず、聖母に尋ねてみた。マリアは、「私は無原罪の御宿りです」と答えたが、これは4年前に教皇ピオ9世が教義として定めていた称号だった。1890年、教皇レオ13世は地元のタルブ教区に、この日を祝日として記念することを許可し、教皇ピオ10世が1907年に全世界の教会の記念日とした。ルルドは現在では、西欧世界で最も有名な聖母巡礼地になっている。
(カトリック新聞より)
病人たち・信仰
「ルルドの思い出」には、毎日4時から、マッサビエルの洞窟を出発して、広い庭を一周し大聖堂前の広場に集まっている病人に祝福を授ける聖体行列の様子が描かれている。病人の前を通過する聖体に向かって、病人も付き添いのものも声を限りに祈り叫ぶ。ゆっくりとご聖体は、車の上の、ベッドに横たわった人々の前を過ぎる。
奇跡を見るまでは神を信じないという人たちである。しかし、この行列に参加するだけで、それらの人々の一つ一つ胸の扉を開いて、すべてを捨てて自分についてくるようにと神は語りかけてくるのではないだろうか。 (文 田中澄江より)
聖ベルナデッタの祈り
「 おお イエズスよ どうかお与えください
謙遜の糧
従順の糧
心の苦しみを耐えしのぶに必要な忍耐の糧を。」
SMC
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