2020年4月20日月曜日

神のいつくしみ


神のいつくしみの主日

昨日は主の復活の八日目で、神のいつくしみの主日。お恵みの日でした。
神の慈しみが注がれ、恐れることはありません。現在、心配や不安が多い中で、
神が私たちと共におられることを忘れないように頑張りましょう。
毎年、ご復活の聖なる徹夜祭に復活賛歌を歌います。この賛歌は深い意味です。
全体をお読みなったことがありますか。下記に復活賛歌を載せます。
この困難な時に希望を願い祈りましょう。


いざ、高らかに喜び歌え、
み使いの天の群れよ。
いざ喜び歌え、神の奥義よ。
かくも偉大な王の勝利に、音高く鳴れ、
救(たす)霊(かり)を告げるラッパよ。

楽しめよ、かくも美わしい光に包まれた地よ。
永遠の王の輝きに照らされて、おぼえ知れ、
全地から暗やみの消え失せたことを。
あなたもまた喜びたまえ、かくも輝かしい光に いろどられた母なる教会よ、
なお、この聖堂も民の大いなる声にこだませよ。
かくも妙なる光の祭りに集まった、いとも愛する兄弟たちよ、
願わくはわたしと共に全能の神のおん慈悲をよびくだすように。
それは、なんの功(いさお)もないのにわたしをレヴィ人のうちに加えたもうた者が、
さやかなおん光をわれらに注いで、このローソクの賛美を申し分なく歌う力を与えたもうためである。
かれと共に聖霊と一体をなし、生きかつ治めたもう神であるおん子、われらの主イエズス・
キリストによりて。
まことにふさわしく正しく、当然で有益なことである、目に見えぬ神である全能の父、
およびそのおんひとり子であるわれらの主イエズス・キリストを、心と精神との熱烈を尽くして、
声高らかに賛美し奉るのは。
それはかれが、われらのため永遠の父に、
アダムの負債を返し、尊いおん血で、古い負債の証書を消したもうたからである。
実にきょうこそは、まことの小羊のほふられる、
過越しの祭りである。そのおん血によって、信徒の門柱(かどばしら)は祝されるのである。

これこそは主がかって、
われらの先祖であるイスラエルの子らをエジプトから導き出し、
足をぬらさずに紅海を歩ませたもうた夜である。
これこそは実に罪のやみが火の柱によってしりぞけられた夜である。
これこそはきょう、全世界においてキリストを信ずるものを、
世の犯罪と罪のやみとから離れさせ、
恩恵に返し、聖者に加える夜である。
これこそはキリストが死のかせをくだき、
勝利者として冥府(よみ)からのぼりたもうた夜である。

なぜなら、あがないによってわれらに救いが与えられなかったならば、
生まれたのもわれらに無益であったであろうから。
ああ、奇(くす)しいかな、われらに対する主のおん慈しみは、

ああ、量りがたいかな、主の愛の恵みは、
それは主が奴隷を救おうと、おん子をわたしたもうたからである。
ああ、アダムが罪を犯したのは、まことに必要であった、それは、キリストのご死去によって、
絶やされたからである。
ああ、幸いな罪である、こういう気高い救い主を得るに値したとは。
ああ、実に幸いな夜である、ただこれだけがキリストの、
冥府(よみ)から帰り来たもうた時と時刻とを知ることができたとは。
これこそは、書き記して、
「夜は昼のように輝くであろう」とある。 
その夜である。それゆえこの夜の聖化は罪悪をはらい、罪を洗い去り、
倒れた者には無罪を、悲しむ者には喜びを返し与えるのである。
それは憎しみを追い払い、親しみを作り、権力をくじくのである。
この恵み豊かな夜に、聖なる父よ、
このたきものの夕のささげを受けおさめたまえ、これを聖なる教会は、
蜂の働きに作られた、このローソクのおごそかな奉献に、
主のしもべの手によって、主に備え奉る。
しかしわれらは今や神のみ栄えのため、
赤い火のともったこの光の柱の賛美を聞いた。
これは異なった部分に分かれては居るが、
分かれたために明るさを減ずることはない。
それは母である蜂が、このとうといともしびの材料とするために生んだ、
蝋のとけたのに養われるからである。
ああ、実に幸いな夜である、エジプト人を奪い、ヘブライ人を富ませたとは。
それは天上の物が地上の物と、神の物が人の物と、一つになった夜である。
それゆえ主よ、願わくはみ名の栄えのために、祝別されたこのローソクが、
この夜のやみを追い退けようと、たえず輝くように。
またこれが、かんばしい香りとして主によみされ、その光が天上の星に混じるように。
あけの星がなおその炎を見守りたもうように。
そのあけの星とは、私は言う、沈むことを知りたまわぬ者、冥府(よみ)から帰り来て、
明るく輝きつつ人類にあらわれたもうた者である。

ゆえに主よ、われらは主に願い奉る、主のしもべであるわれらにも、
すべての聖職者と主に忠実に仕える民にも、われらの教皇(お名前)
およびわれらの司教(お名前)と共に、ひとしく安らかな時を与え、
この喜ばしいご復活に当たり、絶えることのない保護をもってわれらをつかさどり、
治め、守りたもうように。

また権力をもってわれらを治める者をもかえりみ、主のおん慈しみとおん哀れみとの、
言葉に尽くせぬ賜物によって、かれらの思いを正義と平和とに導きたまえ。
それはかれらが主のすべての民と共に、地上の働きから天上のみ国に至るためである。
主と共に聖霊と一体をなし、生きかつ治めたもう神であるおん子、
このわれらの主キリストによりて。世々に至るまで。アーメン。

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