教会の前で撮った子どもの頃の写真があります。神父様や友達と並んでいる私は両手に卵を握りしめていて、この日が御復活であったことがわかります。
御復活とクリスマスは特別な日でした。クリスマスには、普段では起きていることのない夜遅い時間にミサから帰ってきたことを覚えています。私の周りには教会へ通う友達は一人もいなかったのに、誰もがクリスマスを楽しみにしていました。
一方、御復活は教会の本当のお祝いのように感じていました。思い出されるのは、ロウソクの光と卵です。薄暗い聖堂で、緊張しながらロウソクを手にしていたことを覚えています。当時は、絵を描いた卵を教会へ持って行く習慣がありました。
聖書には、イエスの御遺体がおさめられた墓が空であったこと、復活したイエスに出会った弟子たちが、イエスの復活を力強く伝える者となっていったことが記されています。
「わたしはいつまでも、あなたがたとともにいる」とイエスはおっしゃいました。この言葉は、この世を去った家族や親しい人々の言葉でもあると思います。思い出や祈りを通して私たちのなかに生き続け、私たちを見守っていると信じます。
(Sr.M.V)
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