皆さま、お元気ですか
今日はクリスマスのため、聖ベルナルドのお話を用意いたしました。これによって待降節の準備もできればいいと思います。
“キリストがこの世においでになったのは冬の季節でした。しかもキリストは、厳寒の真夜中においでになったのです。冬も夏も、日も夜も、ご自分で支配しておいでになる神の子が、一番非情な季節に、しかも真夜中にお生まれになったのは偶然の出来事だとお考えですか。他の子どもでしたら、自分の誕生の時刻を自身で選ぶことはできません。誕生の時刻には、やっと生きているだけだからです。理性の行使もできません。自由選択もできません。思考能力もありません。
しかしキリストだけはちがいます。彼は胎児でありながらすでに大人の精神年齢です。初めから神のうちにあり、神であったからです。だから、みどり子となった今でも、神と同じ知恵、神と同じ能力を持っているのです。キリストは神の力、神の知恵だからです。ところで、ご自分の誕生の時刻を自主的に選ぶことのできた御子イエズスは、選に選って、一年中で一番厳しい季節をお選びになりました。それは生まれたばかりの幼子にとって、とりわけ、幼子の体をくるむ
ために布切れしか持たず、幼子を寝かすために飼い葉桶しか持たなかった貧しい母にとって、この上なく辛い季節だったのです。”
良いクリスマスを!! SMB